とうとうJA全中が政府に屈した。
協同組合ではなく一般社団法人にするかどっかの企業と合併するかになるらしい。
自分としては全中に直接関わってるわけでもないしあんまし接点はないんだけど、それでも農協組織のトップである全中が無くなるとなるとやはり心配だ。
政府にとってはTPP交渉を進めるうえで一番の障害だろうし、直接文句を言う権限も無くせて一石二鳥。
しかも全中は3年以内に、また地方中央会は5年以内にとか言ってるし。
さすがにJA北海道中央会がなくなると大問題だと思う。
どこをどう見て農家にメリットがあるんだろう?
票を掲げてうるせーことばっか言うジャマくさい組織を政府が闇に葬ったとしか思えない。
自己販売力のない農家はこのまま農協に販売し続けるんだろうから、この改革で路頭に迷う農協の組合員は一緒にダメになるんじゃなかろうか。
ま、そんなことばっか言ってもしゃーない。
この次はJA全農の株式会社化も待ってる。
そーなるとホクレンもただではすまないかも知れない。
株式会社ってことは農業協同組合の原点である、共計共販は崩壊する。
それぞれの農協によって値段が違ったり取り扱い量が違ったりと差が出るのは間違いない。
その時…うちの農協は大丈夫なんだろうか?
オレも地域と一緒に生き残りたいと思って、その一番手っ取り早い方法は農協を使い良くしていくことだと信じてはいるけど、その前に潰れてしまってはどうしょうもないわけで。
こんなに米価が下がった年にホクレンに売れば大丈夫と言うトップではどうなんだろうと思う。
自分たち下っぱ農家がギャーギャー言えるうちに、農協自体も大きく舵を切らないとギャーギャーも言えなくなります。
自分自身の生活に必死。
今のうちに変わらないととんでもないことになる。
18年にはコメも生産数量目標が廃止され戸別所得補償も廃止。
いつの時代も大変なことはあったんだろうけど、ここ5年から10年は冗談じゃないぐらい農業界は変化するだろうな。
農家って、一生懸命に農産物を栽培するのが仕事なんじゃないのか?
これからは経営者がたまたま農業部門を選択したって感じになるのか。
わかんねーな…。